梓夏山笹ヶ峰合宿

―― 痛風の発症のきっかけとなった山行 橋元武雄

96年8月9日〜13日


96年08月09日(金) 晴れ。
夏山の準備。酒四本。ウイスキー1リットル。ビール500ミリ缶2ケース。
後藤、鈴木、中村、田中。10日から冨山。

南浦和8時集合。後藤さんは6時から、善さんは7時に到着してしまったそうだ。
帰省ラッシュに引っかかるといけないので外環は使わず所沢から関越に入る。それほど
混んではいない。小諸で関越を下りて久しぶりに東武町の広域農道を通って18号へ。
途中懐かしい“ねずみ”という信号を見て善さんとやっぱりあったねと話し合う。更埴
からまた高速に乗って松代で運転を善さんにバトンタッチ。今夜笹が峰まで入っても明
日は黒姫だし、夜はじめての天場へ入るのも不安があるので黒姫のゲレンデ下の駐車場
に幕営する。恒例の鳩ヶ谷産ヒラメ、マグロ、タコ、イカで軽く一杯。駐車場は広々と
して他に車もない。人家も近くにはなく星空がきれいだった。田中氏にアルタイル、デ
ネブ、ベガを結ぶ夏の大三角形を教えてもらう。はるか昔に聞いたことはあったが、忘
れていた。

96年08月10日(土) 晴れ。
今日は黒姫。シラビソ平らから池まで行って、ビールを飲むが生ぬるい。感激いまいち
である。山頂は面倒になって止め、そのまま降りる。岩陰のヒカリゴケは健在だった。
どうもこの季節の黒姫は、丹沢に毛の生えたようなもので暑苦しい。

妙高高原へ冨山さんを迎えにいって、買い物をして、笹が峰のキャンプ場へ向かう。混
んでいたが、まあまあの場所に幕営できた。全体が斜面で平地はほとんどないが広大で
ある。家族連れなどには絶好だろう。

96年08月11日(日) 晴れ。
今日は火打を目指す。田中君は、途中黒沢出会いでリタイア。昨日黒姫で膝を痛めたら
しい。
十二曲がりのあと急登。富士見平までが結構ある。そこからトラバース。高谷池をすぎ
て天狗の庭まできたところで、遥かに見える火打の距離にいやけがさし、そこで乾杯と
なる。昨日の黒姫の生暖かいビールにこりて、クーラーに氷を一袋入れて冷やしてきた
というのに、今日は途中に残雪がたっぷりあった。

96年08月12日(月) 晴れ。
今日下山する田中君を送りがてら池の平に新しくできた温泉センターへ。そのあとデリ
カのデータにある藤岡というそば屋へ行くつもりだったが、電話の対応が横柄なので止
める。18号沿いにいろいろ探してが、結局黒姫駅の近くでそばを食う。何のことはな
いつまらないそば。みんなトンカツが食べたがったが、トンカツ屋はなかった。それで
夕食は焼き肉になった。18号はずいぶん混んでいた。

96年08月13日(火) 晴れ。
のんびり寝て笹が峰を去る。良いキャンプ場だった。後藤さんの提案で善光寺を訪ねる。
カメちゃんがいたら喜ぶだろう。18号の裏道から善光寺の真裏へでて適当な駐車場に
入る。真裏から入ったことになるので、山門まで下って登り直しする。途中トンカツの
あるそば屋をみつけいちもにもなくそこへ。通常ここで運転をバトンタッチだが、善さ
んがその気配をみせない。昨日飲みすぎて運転する状態でないらしい。
梓川サービスエリアでガソリンを入れ運転交替。勝沼の辺りからトンネルの進入規制で
ぴたっと止まってしまった。談合坂手前まで渋滞。あとはスムーズだったが、千駄ヶ谷
で込み出したので外へ出て青山通りのチャウの会社の前で後藤さんを下ろし、東京駅で
解散。

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