南アルプス・聖から赤石へ

(山行メモから)   鈴木 善三 '02/10/06



  百間平からの赤石岳笠雲
8-10(土曜日)
 畑薙第一ダム駐車場。5時頃眼が覚めた。おむすび1個を食べる、椹島行き一番の
バスは8:10だ。
 6:30頃、バスが2台と人が並んでいる、聞いてみると7:10に椹島行きのバスが
出るとのことだ、早速乗って聖岳登山口で下車。身支度をして登山開始。聖沢吊橋
8:50、この間のルート時間2時間、随分と稼いだがこの先はそうは行かなかった。

  聖沢吊り橋
造林小屋跡が乗越と思い違いをしていた。聖平小屋に12時に着きたかったが失敗し
た。聖平分岐には聖岳迄2:40、距離は2・と書いてある。これなら上手くすれば14
:30頃には着くと計算。ところがドッコイ問屋が降ろさない、小聖岳の先で足が動
かなくなってしまった。
大休止をとって少しお腹に補給。後は、ヨタヨタとやっと聖岳に辿り着いた、何の
時間短縮もできなかった。聖岳山頂は風も強くてガスも流れていて展望は見えたり
隠れたり目まぐるしく変わる。

  聖岳
 今日は最悪聖平だと思っていたがまだ時間もあるし兎平迄行くことにする。明る
いうちに着くだろうと計算。しかし、足は一向には動いてくれない。ヨタヨタの感
じで進む。
 ところで、むかし赤石沢に入ったときに沢に在った真っ赤な石(ラジオラリアだ
っけ?)が赤石岳にはぜんぜん見当たらなかったが、この聖岳の北面聖岳のコルの
手前の壁全部ほとんどがこの真っ赤な石なのだ。もちろん沢に在った石のようにき
れいに磨かれてはいないが嬉しい発見だ。
 兎岳避難小屋は遠くやっとの思いで到着。兎岳避難小屋は頂上直下にありいい場
所なれど荒れ果てている。これは、古くなったから痛んできて廃虚となったのでは
なく造りが廃虚になるように作ったとしか言い様のない造りだ。それでもやっとス
ペースを見つけ1人用のテントを張り潜り込む。

  兎岳からの富士山
8-11(日曜日)
 4時には眼が覚めテントを畳んで4:30には歩き出す。
 昨日の聖岳の登りから足が思うように動かなくなっている。中盛丸山を通過大沢
岳と百間洞の分岐、折角此処迄来たのだから百間洞にそのまま行くのはもったいな
いと大沢岳に登る。だが思っていたのと違い稜線は大沢岳からずっと先にあって稜
線どうしには歩けない。この山は登る意味がなかったような気がする?もちろん反
対側からの場合は最初から登る気も起こらないが、30分時間のロスをした気になっ
た。
百間洞で一休み。赤石岳の手前の道標に(赤石避難小屋迄30分)と書いてある。も
っと足が動くわけなんだけれども‥‥。
 椹島への分岐のところに高山植物が咲き乱れていたきれいだった。しばらく写真
に挑戦、ピンク色した可愛い花があったが名前がわからない。同じく大きなカメラ
で写真を撮っていた人に尋ねたが名前はわからないと。

  赤石岳
 赤石岳や此処から見る椹島への道ははるか下の方にあり、気が滅入る。赤石小屋
は建替えられてきれいになっている。ビール缶600.-ロング缶1000.-と書いてある、
いくら何でも馬鹿馬鹿しくて手が出なかった。

  マツムシソウですよね
 此処から椹島迄3:30と書いてある。とにかくひたすら歩くのみ、最後の道標のと
ころに椹島迄1:30と書いてある此処迄1時間で来ているからこの先も30分くらい短
縮できるだろうと踏んだが甘くはなかった。最後のこの区間はたっぷり1時間半かか
って15:00きっかり椹島ロッジに到着した。
 歩いている間にビールが眼にちらついていた。到着と同時に生ビール中(600.-)
飲む。

2002-08-10
07:00       畑薙第一ダム駐車場(臨時バス
07:55       聖岳登山口
08:50〜08:55  聖沢吊橋
09:40       造林小屋跡
10:15〜10:20  滝見台(乗越)
11:05〜11:15  岩頭展望台
12:05〜12:20  聖平小屋
13:45       小聖岳
15:10〜15:30  聖岳
16:20〜16:30  聖岳コル
17:10       兎岳避難小屋
2002-08-11
04:30       兎岳避難小屋
06:00〜06:10  分岐
07:10〜07:25  百間洞
08:30       百間平
09:20〜09:25  
10:10〜10:25  赤石岳
12:20〜12:30  赤石小屋
15:00       椹島

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