雲 取 山

山行記録 大森 武志('02/05/07)

写  真 鈴木 善三('02/05/06)


雲取・日帰り
2002年5月5日
メンバー:鈴木善三、田中誠、大森武志
 連休後半。1日でもいいからみっちり山歩きをしたいと思っていたが、梓連絡ボ
ードを見ると大方は都合が悪そう。残る善さんと田中君に前夜発日帰り程度でどう
かと打診したら、2人ともOK。そこで近場の雲取ということになったのだが、この
顔ぶれならアプローチに時間がかからないから前夜泊は不要と判断し、日帰りでや
ることにした。
 朝5時に善さんを拾い、6:30青梅駅前で田中君と合流する。早朝のせいもあるが、
圏央道は実に快調。柏・青梅間が1時間余りだ。日原を経て唐松谷出合に車を置き、
歩きはじめたのが8:00。すべて予定どおりである。
野陣尾根(富田新道)は手入れが行き届き、さわやかな登りだ。しかし、まだ時期
が早いのか、ハシリドコロ(あとで調べたのだ)以外に花らしい花は見当たらない。
田中君がトップで引っ張るので、どんどん高度が上がっていく。やがて尾根筋に出
ると斜度も緩やかになり、ブナやカエデの中にシラカバもちらほら。笹原の中の絵
のような唐松林を抜けると、ほどなく七つ石からのメインルートに合流した。下方
には、雲取奥多摩小屋の屋根が見える。
11:00頂上到着。ルート時間4時間を、3時間で登ったことになる(もっとも、空身
同然だけど)。早速ビールとなったのだが、上空には厚い雲。富士や南アルプスは、
ほとんど姿を隠してしまった。それでも例によって山頂の宴会は1時間以上に及び、
田中君持参のワインもすっかり空に。
秩父側に少し下った雲取山荘は3年前に改築され、見違えるほど立派になっていた。
さらに下ること約15分で、大ダワ(鞍部)に着く。ここからは、沢沿いの単調な道
が延々と続く。時折、ヤシオツツジ(たぶん)の赤紫が目につくほかは、緑一色の
世界である。ほろ酔い機嫌で約2時間。酔いもすっかりさめるころ林道にたどり着
き、20分ほど歩いて唐松谷出合に帰着した(15:00)。
帰りはいきなり、渋滞に突入。日原鍾乳洞に上がる車と帰る車が、道が狭いために
いたるところでダンゴになっている。結局、ノロノロ運転は青梅まで続いた。
行程自体はきわめて順調だったが、実感としては「少し歩き足りなかった」といっ
たところか。(記:大森)
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雲取山に行ってきました。
日時 2002-05-05
メンバー 大森、田中、鈴木
 富田新道を登って大ダワ林道を下りました。周りは晴れて陽が差していたのに
雲取山の上だけ厚い雲に覆われてた。
さて、雲取山の由来は? さてどっち?
 雲取山だから、雲が取り除かれるわけだ。
 雲を周りから取り寄せるからだ。
 それともぜんぜん別?(記:鈴木)
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まじめに・・・
高頭式の「日本山嶽志」によれば
「雲取山」(別称雲採山、大雲取山)武藏國西多摩・秩父ノ二郡甲斐國北都留郡ニ
跨ル。新編武蔵風土記稿ニハ{此邊ナベテ山ナルガ、其間ニ此山ワケテソバダチ
タリ、名ノ由来ハ知ラズ、タダ雲ヲモ手ニ取バカリノ山ナレバトテカク號セリ}、
また、新編武蔵風土記稿とは
1810年に林述斎が建議し晶平坂学問所の地理局で編纂され1830年に幕府
に献上された文書です。(編集子)
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