2001/08/10~13
メンバー 橋元、中村、斉藤、鈴木
(橋元)
今回の餓鬼岳は、登、下山ともに相当にヘビーなルートで、久々にしごかれました。 白山で多少下地を作っていなかったらと思うと冷や汗ものでした。
前日は、アプローチに迷って時間をくい、多少遅くなったものの恒例の宴会だけはしっかりこなしました。初日は、前半は沢沿いに数知れぬ橋を渡り返す緩やかな登りでしたが、こうしたコースの例に漏れず、後半は急登に継ぐ急登となりました。最後には雨にもたたられましたが、ほぼコースタイムでこなせたようです。
中日は、テント場周辺は終日ガスにつつまれときおり小雨となる悪条件で、唐沢岳往復は宴会に変更。なかなか楽しい一日となりました。合間を縫ってめいめい山頂付近での植物の撮影に、テント場周辺のツツジ科の分類(クロマメノキ、クロウスゴ、ウスノキなど)にと時間を過ごしました。
最終日は全天快晴(もっとも地上は雲海の下)となり、餓鬼岳山頂から、360度、きら星のごとき山座の同定に半時間ほどを費やしました。
下山した東沢コースは、その名前の通り沢通しの下りですが、前半は数100メートルにわたって沢を埋めつくす背の高いお花畑(シシウド、サラシナショウマ、オニシモツケなどの白い花、ハンゴンソウ、キオンなどの黄色い花、ソバナ、アザミ類、トリカブト類などの青の花など)、中盤は荒涼とした花崗岩質の沢歩き、最後には大高巻のしごきがあり、なかなか変化に富んだ(???)コースでした。
話題はいろいろつきませんが、今回の記録詳報は齋藤君が担当することになっていますので、お楽しみに。
(鈴木)餓鬼岳とチョンボ
8/10
夕方7時半ほぼ同時に集りすぐ出発した。諏訪インターで一休みして白沢登山口へ向かう。計算では早くて10時半遅くとも11時頃には着くと思っていた。
安曇沓掛駅の所の沓掛信号を入ったのは良いがすぐ道に迷ってしまった。此処は行く前から心配で二万五千分の一の地図を用意して行ったが何の役にも立たなかった。中村さんの話だと一時間くらい行ったり来たりウロチョロしていたらしい。
テント場をしっかりと決めておかなかったことも悔やむ。手前のモトクロスの駐車場でテントを張ろうとしたが張れる所は無かった。結局突き当たりの白沢登山口に行ってみると此処が一番のテント場であった。到着したのは明日になっていた。
8/11
6:50白沢登山口を出る。地図上の歩行時間は6時間半とあったので5時間もあれば餓鬼岳に着くと思っていた。実際は実動6時間半、休みを入れて8時間の2:50に餓鬼岳のテント場に到着。
上で水を買うのが馬鹿らしいと斉藤さんが4リットルと途中で汲んだ6リっトルのタンクを。その他橋元さんが2リットル中村さんが1リットル鈴木が750cc。そしてビールは斉藤さんと鈴木がロング缶を6本づつ橋元さんが酒を2本を担ぎ上げた
8/12
ガスの中で停滞となった。やることも無く酒でも飲むかとなった。ビールは昨日のうちに半分は空になっている。残りは今日の分だと残しておいて朝も飲まなかった。酒を飲む段になって橋元さんが小屋でビールを売っていることに気が付いた。ならば我慢することはないと缶のふたが開けられた。
そのうち誰が気付いたかビールは普通缶が500円水は1リットル100円。
その水1リっトル百円を気にして重いめをして担ぎ上げたがビールを担ぎ上げて水を買った方がずっと得だったと後になって気がついた…遅かったー!。そしてビールは計9本買った。
8/13
餓鬼岳に登ってしばし360度の展望を楽しむ。はじめは周りの山々の名前が浮かんでこないが見ているうちにほぼわかった。遠く富士山から南アルプス中央アルプス八ヶ岳そして頸城の山々そして近くは北アルプスの嶺嶺。
テント場を7:50に出て東沢乗越からお花畑の中を通って中房温泉へ、途中思いもしない高巻に出てやっと3時に中房温泉に着いた。
(橋元)そば好き、風呂好きのみなさまへ
帰りのタクシーの運転手さんがお喋り好きで、風呂やそば屋などについていろいろ情報を仕入れました。なお、彼の口癖は誰かさんと同じ“因みに”でありました。
なかでも、今回利用した穂高町の老人センターの風呂は、中房温泉の源泉を引いているのが目玉とのことでした。周辺住民しか利用しないので、すいているのがなによりです。
センターのすぐ近く、有明神社の境内に『くるま屋』というそば屋(斯界には有名なそうな)があり、今回は、当日打った分のそばが売り切れたようで、まだ6時前というのに閉店していましたが、再トライしてみる価値はありそうです。
それと、山麓線という国道147号に並行して走る街道は、そば屋街道とでもいうべく、多数のそば屋があることを発見しました。くるま屋にふられたので、そのなかの最初の一軒に入りましたが、そば音痴のOJとしては満足でした(因みに安曇野を見晴るかす好位置)。そばの本場で覇を競っているのですから、さぞかし賞味に値する店もあるのではないしょうか。
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