奥多摩の渋い山・蕎麦粒山 亀村

Sun, 30 May 1999 21:29:28


                          奥多摩・蕎麦粒山
                             5月29日(土)
                           大森・後藤・亀村

東京の水源、奥多摩の蕎麦粒山に登ってきた。
7時30分亀村車オデッセイ号柏大森氏宅お迎え、常磐道から外環、関越、圏央道と通
り青梅駅まで何と1時間強!。電車ならまだ上野か東京駅くらい、新宿にも到達して
いない時間だ。高速道の便利さを実感。8時50分青梅駅で後藤さんをピックアップ。
青梅街道を奥多摩の町から日原方面へ右折、川乗橋からバス道を外れ林道に入る。こ
の林道は川乗山へのルートでもあり何十人ものハイカーを追い越す。細倉橋から先は
落石多発のためゲートが閉まっている。やむなく車を置いて歩き始める。
10時水筒を満タンにして出発。林道を10分も登らぬうちに後藤さんの「しもた!」勃
発。水を汲んだ際に2本のストックをその場に忘れた。とってかえす。待ってる間に
大森さん昼寝中の蝮発見。気味が悪いのでデジカメは遠方より10倍ズームで写す。約
20分のロス。



百尋の滝を右に見て、林道歩きにいいかげん歩き飽きた頃にやっと登山口に出くわし、 12時ちょっと前から山道歩きとなる。 左斜面のトラバース道を歩き詰め、1時ちょうどに蕎麦粒頂上に着く。
例によりビールとワインで宴会。天気は回復基調のはずなのに、曇天で肌寒い。 木立越しに遠望できるはずの富士山も厚い雲の中だ。 5月の奥多摩のワインは縁起が悪いという事で、なかなか後藤さんのピッチが上がらな い。こっちもまた骨折されたらたまらない。それでも1時間、ゆっくりと昼食を摂った。
2時、日向沢の峰方面に下り始める。ここからは尾根沿いに幅10から20mほどに樹木と 下草をきれいに切った防火ベルトを下る。霧が出てきて相変わらず涼やかだ。
日向沢の峰から踊平に下り、尾根に別れる。踊平すぐ下で林道工事のブルドーザーが うなっている。山道が工事で埋められている。現場の人に教えられ、林間のジグザグ の道を駆け下り百尋の滝上部の林道に降り立った。ここで安心したか、やっと後藤さ んワインを所望する。車をデポした細倉橋に到着したのは5時少し前、距離は違うが登 りも下りも3時間かかった事になる。 奥多摩駅まで車で戻り、後藤さんが昔よく冨山さんとも行ったという食堂(蕎麦屋が 寿司も洋食もやっている)で打ち上げ。ラムの香草ローストと自家製生ハムなどをア テにビールから熱燗となる。仕上げは大盛蕎麦、運転手はマーボラーメン。いったい なんていう組み合わせだ。しかしまずくはない。 後藤さんを青梅駅まで送り、帰りも1時間ちょっとで柏に到着。奥多摩がこんなに身 近の山域とは思いもよらなかった。久々に静かな山行を楽しめた。こんなに近いなら これからちょくちょく奥多摩を歩きたい。 以上

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