甲斐駒、鳳凰三山の大展望・茅ケ岳 後藤

Mon, 5 Apr 1999


甲斐駒、鳳凰三山の大展望・茅ケ岳 後藤
平成11年4月3日 参加:高橋、田中、後藤


  鳳凰三山  千丈岳


  八ヶ岳


  奥秩父金峰山

関東地方が桜も満開の4月3日午前8時京王聖跡桜丘に集合、田中車で中央高速を西
へ向かった。
甲府盆地に出ると昨夜らいの雨に空気が澄み、上空にはやや雲が多いが遠くの山々
の山襞に残る雪と稜線とがすがすがしく目に映る。
韮崎インターで高速道を下り北上することしばしで登山口に着く。
このあたりは真白なすももの花が満開だが、まだほかの木々の芽は硬く枝々を通し
て暖かな日差しが地表にそそぎ小さな霜柱を溶かしている。
枯れた女沢沿いのだらだら道を1時間弱で、女岩が突然のように立ちふさがる。
少憩をとるには格好のところで、岩の裂け目から清水が滴り落ちている。
ここからは急登になり霜解けの滑りやすい道をたどり、さらに落葉を踏みながらの
ひと頑張りで稜線に出る。
今まで見えなかった北側が開け、五丈岩の目立つ金峰山がひときは目を引き、瑞牆
山や小川山そして国師岳に続く稜線が望めた。
左へ5分も登ると深田久弥終焉の木柱と石柱があった。しばしの急登で11時55分頂
上に着く。
頂上からは八ヶ岳や南アルプスの眺めが開けるが、なかでも甲斐駒と鳳凰三山は迫
力をもって望まれた。
眺望を楽しみながらゆっくりと頂上の儀をとりおこなう、風もなく日差しが降り注
げば暖かくビールの喉越しも爽やかで、地酒「福徳長」もするりと胃の腑に落ちる。


また昨夜出発した巻機山スキー組も天候に恵まれて快適な登山を満喫している事で
あろう。
頂上に来た20人ほどの登山者もほぼ居なくなり午後1時30分われわれも同じ道を下
山にかかった。
帰途、韮崎市営の温泉に浸り、併設の中華料理屋で休憩ののち帰途についたのだっ
た。                               終り

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