それはいつのことか定かでない、たぶん1970年代の後半であろうメンバーのなかには 冨山、橋元、大森、後藤がいる。 八方尾根から唐松で一泊、翌日は不帰ノ嶮を越え白馬までの長い縦走であったが翌々 日は白馬大池から蓮華温泉まで足を伸ばした。写真を見ると皆実に若い。冨山、後藤 は40歳過ぎ、橋元、大森はなんと30歳前半である。 テントは借り物のウインパー型ビニロン製の重いもので、周りをみてもそろそろドー ム型の軽量テントが普及されていることがわかる。 H氏の唐松テント場での喧嘩騒動、白馬テント場ではとなりの関西勢の喧噪を揶揄し ていたら関西出身のT氏が外から戻ってきた、一言「うるさいな関西のヤツラ」には 沈黙していた一同爆笑、蓮華温泉ではひげ面のGが居合わせた鶴見女子大(現鶴見大 学)の学生とねんごろに話をしていたら、H氏「女をたぶらかすラスプーチン」と、 それいらい「プーチン」が定着した。 ところで蓮華の天然湯洗トイレはどうなったかしら。 行程後半のネガフィルムが見つからないのが残念である。そこには白馬頂上、白馬大 池、蓮華の露天風呂などでの写真があるはずで、探しだせたら続編を掲載したい。
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