赤岩尾根--秋晴れの岩稜を闊歩・齋藤 修

1998年10月24日-25日


紅葉に映える赤岩岳 赤 岩 尾 根  秋晴れの岩稜を闊歩する

 両神山塊・双子山・奥武蔵より眺めると,ギザギザに見える稜線が目に付いていた。
地図で確認すると「赤岩尾根」となっている。両神山からは,八丁尾根につながる稜線
でだが,なかなか気をそそらせてくれる様相をしていた。以前より大森さんにラブコ
ールを送っていおり,いよいよ今回実行の運びとなった。

 その上,参加者が大森・鈴木・齋藤の3名だけなので梓東葛支部の山行となる。こ
うなると私は,「運」が良い(今後この言葉がキーワードとなる),大森さんの車が自宅
まで迎えに来てくれる。前日までの不規則な天候で実行が心配されたが,天気の移行
がネ外に速く予定どおりの実行になる。

 自動車での移動なので,装備は至って簡単。19時過ぎに柏より大森・鈴木さんが到
着し,一路中津川を目指す。途中熊谷郊外のスーパーに立ち寄り,最後の補給(お酒)
をする。土曜の夜ということもあり渋滞もなく快適に進む。長瀞で,小鹿野を経由し
299号を経由し群馬側から入るか,140号を通り秩父を抜けて中津川へ向かうかを選択
する。すいているおり,大滝村近辺の変貌(トンネルができてからだいぶ雰囲気が変
わったと聞いていた)も確認したいので,中津渓谷沿いを進むことにする。丁度日本
シリーズ第5戦が横浜の一方的勝負になってきていたので,一層早く着きたい心が生
まれる。9時を過ぎていたが,記憶と道標を頼りに暗い道を進む。中津渓谷には埼玉
県の森林センターや付属の宿泊施設もあるので整備された道が着いているのだろうと
思うとそうでもなかった。整備しつつあるが,急に道が狭くなったりしてなかなか気
が抜けない林道である。まして距離もあり運転手は大変である。

 日窒鉱山を過ぎ,今日の宿泊地「小倉沢」の赤岩橋を目指すが,なかなか見あたらな
い。疑わしいところはあったが,確信がない。そのまま進むと,日本シリーズの終了
と同じく,落合橋に着いてしまった。戻るのも能がないので明日下降してから,登り
返し下山後のアルバイトを最小限にすることで合意。10時もまわっており,先客が1
グループいたので,迷惑にならないように今夜の宿を設定した。我々の設営終了と同
じく車が2台登ってきたが,それ以降は静かな夜となった。

 運転疲れと空腹で夜の宴を待ちわびていた大森さんは,早速刺身を調理し冷えた
ビールで乾杯し開宴となる。今回の食料の調達は大森さんが担当。当然,刺身5種も
含めて巻き寿司などもあり食欲を一層そそらしてくれる。日帰りには絶対にない無い
良さである。ビールと共に入手した福島の原酒(こくがあり梓向きではないがなかな
かおいしい−昔ながらの製法風味だと大森さんは言っていた)に自然と手が伸び,賞
味する。2時間ほど楽しむと食材もそこそこ無くなりはじめ眠気もでできた。誰とは
なしに撤収を始め終宴となる。

 自動車の動く音と,朝立ちの人たちの話し声で6時前に目が覚めた。昨夜は熟睡し
たせいか(多少お酒が体内に残っている以外)気持ちがよい。上落合橋から登っていく
登山道の上空には,鮮やかに紅葉した岩稜が望まれている。空もややガスがかかって
いるが,快晴である。寝起きのコーヒーを沸かし皆様のお目覚めを待つ。程なく鈴木
さんが動きだし,大森さんも早いと注文をつけるが食当の責務のためやむなく起き
る。空気は実に気持ちが良いが,なかなか肌寒い。大森さんにしては多少寂しい餅入
りラーメン(実はモヤシと野菜を入れ忘れたようだ)をいただき,テントを撤収して出
発となる。

 実は,その前に一事件が発生した。出発間際大森さんが何か臭いという。テントの
中をみるがなにもない。大森さんの持参したスリッパを確認するとそこにベッタリと
へばりついたフン。これが原因。私のスリッパには着いていない。しかしそれはそれ,
「これで運が着いた」という大森さんの解釈に同意し,スリッパを密閉し収納する。こ
れ以後の処理は大森さんに任せて出発を志すが、鈴木さんは食後間もない隣のグルー
プにこのいきさつを説明し,注意するよう戒めていた。良いことか解らないが,沢登
りを始めようとしていた初老の中年男女の困惑した表情が印象的でもあった。

 昨日上がっているので,舗装道を小倉沢まで下降する。程良い傾斜があり,天候も
良いので朝の気持ちの良い準備運動になる。30分ほど下ると昨日怪しいと思った分岐
点に着く。鉱山住宅と公民館があると言うが,確かに人の気配はあるものの寂しい。
映画の「幸福の黄色いハンカチ」に出てきそうな場面である。大森さんは空いていると
ころが多いのだから宿泊場所として開放すべきだと言うが,そうもいかないだろう。
元気の良い犬と,3名の人を見ただけで何かほっとできたほど寂しい雰囲気が漂って
いた。

 住宅を抜けるとかすかに残る道標があり,「群馬県上野村ニ至ル」の方向に細いが,
踏み跡が続いている。この辺りは伐採され植林が施されている。廻りに結構自然林が
のこされているだけに痛々しい。所々に伐採小屋に通じる道があり迷わぬようルート
をとる。最初先行していた鈴木さんのスピードはやはり早い。気配に気づかれたのか
途中から大森さんに先導を譲る。ゆっくりではあるが一定のペースで歩いていただけ
るので疲れない。40分弱歩いたところで,自然林の生える尾根伝いの道となる。狩倉
岳・両神山の展望が開け紅葉もなかなか良い。前方に支尾根が1本走るが,途中にど
ういう訳か3本ほど木が伐採されずに残されていて,印象的である(頭髪が少なくなっ
た人が大切そうに数本残すのもこの様な心境なのであろう)。

 休憩していると,50歳後半と思われる山慣れした様なご夫婦に先頭を譲る。我々だ
けかと思ったら登ってこられる人がいることに安心感を覚える。赤岩峠にはもうひと
頑張りなので出発する。 先行するご夫婦もなかなか良い歩きをしており,我々と同
じ間隔を保ちながら先を歩いている。自然林の中を多少の下草に邪魔されながら,心
地よい秋の斜光を浴びて歩けることは,非常に心地が良い。大森さんの説明によると
たぶんこの道は旧街道であったらしいという。そういえば,現在の登山道は草木が増
え狭くなっているが,道幅は確保されていたような地形的余裕が感じられる。先人は
苦労して山越えをして物資の交換などをしていたのだろう。尾根道から樹林帯の傾斜
道に移ると峠の気配を上方に感じられる。枯れ葉の感触を十分楽しみながらゆったり
登れる道が着いている。

 程なく赤岩峠につく,一気に北側の展望が開け群馬側の山並みが見渡せる。左前方
には紅葉に顔を染めた岩稜峰の「大ナゲシ」が印象的にそびえ立っている。険しい分岐
ではないが,風の流れは速い。群馬側にも道があるはずなのだが,確認できない。昨
日購入した格安のバナナで糖分を補給し鋭気を補う。先行していたご夫婦もここで
ゆっくりとした休憩をとっている。10分ほど休むと身体が冷えてくる。

 前方にいよいよ岩稜歩きを印象づける道が着いている。気合いを入れて進むとテー
プで×がしてあり,どうやら山肌を歩くように赤テープがつけられている。ここから,
快適な岩峰歩きがあると思っていただけに寂しい。昨日までの雨でしめったかすかな
踏み跡を選び進む。左のルンゼ状の踏み跡を歩く。次第に高度を増し,峠では色づい
ていなかったツツジ類が真っ赤に色づき始めている。岩肌とのコンストラストが日に
照らされている所では絶妙である。

 視界が開けると鞍部に出る。右には赤岩尾根1580M峰がそびえ,ここから右に赤岩
尾根の踏み跡が続いている。しかし,左にも明瞭な踏み跡がある。大森さんはキジ場
ではないかと言うが,その時点で鈴木さんは飛ぶように左のルートに向かっている。
大声で来るように促す声。樹林で解らなかったったが独立峰になっている。行って見
ればほぼ360度の眺望。まして狭い岩稜に立つことができる。その上高度感も十分あ
る。奥秩父から雪を抱く八が岳連峰をはじめ,妙義・西上州の山並みまでが見渡せる。
遠方はガスが多少あり確認できないが,十分すぎる展望である。視界を閉ざしている
南側の赤岩だけの岩稜は,紅葉と常緑樹のバランスが美しい。前方には「双子山」が以
外と小さく見えたのが意外であった。

 撮影隊2名がシャッターを切り終えると出発である。大森・鈴木さんは最近特に写
真にこっており,良いアングルがあると必ず立ち止まり,シャッターを切っている。
そのおかげで私も恩恵にあずかり,風景の一部として入れていただくことが多い。特
に,お二人が前方を歩いていると立ち止まり私に向かい撮影していただく際には,何
かモデルになっているような気さえする。今回は晴天の中,何度もそのような状況が
おきた。赤岩岳へは先ほどの分岐から岩稜歩きとなる。先ほどの独立峰にはご夫婦が
立っており,スケール感を生み出している。岩稜脇には美しく色づいた木々が茂って
いるのも趣を増す。しかし,すぐに低木帯の中に戻されてしまう。またうっとうしい
状況となる。倒木もおおく赤テープを頼りに赤岩岳を目ざす。岩が見えてきて空が確
認できると再び稜線にでる。稜線を認するとやはり直登ルートは急激である。やっと
南側の視界が開け,ここからは樹木がないとすばらしい展望の中を闊歩できる。

 50Mほどいくと「赤岩岳」と目立たない表示がある山頂に到着する。なぜか視界もあ
まりなく,魅力ある山頂とはいい難い。稜線では三峰方面から雲取山,秩父の山並み
までが一望できるようになり,今度は山名を検証するが,互いに自分の気持ちで考え
ているので一致しない。三者三様で主張するものだから複雑になる。大森さんの「地
図で確認すれば」の一言で,展望の利く場所で取り出し確認する。秩父の山と八ヶ岳
までは合意できるのだが,その間の富士山を小型にしたような2000M級の山が意見を
分ける。問題なのはその山の右側に見える雪を抱いた山頂なのだが,鈴木さんは「山
頂の乳房のような岩が五丈岩だから金峰山だ」と譲らず,大森さんは「方位から三角形
の山が金峰山だ」と断言する。こうなると決着が付くはずがない。互いの主張を尊重
しその場は納める(鈴木さんが山頂の展望ソフトがあるというので,それで再確認と
いうことになる。しかし操作が完全に理解していないというので,しばらく時間がか
かる模様である)。

 そんなことをしているものだから先ほどのご夫婦に抜かれてしまった。小ピークを
いくつか乗り越し,やや左向きにルートをとる。前方にもいけそうだが,ルートでは
ない(慎重な判断を求められるところである)。下降すると鞍部に出て初めての岩場が
道をふさぐ形となる。先行したご夫婦がやや左側のルンゼで手を焼きザイルを出して
いるので,我々は直登ルートにトライする。角度はあるが,十分なホールド・スタン
スもあり快適に登れる。鈴木さんは,右側直登ルートにコースを変え,大森・齋藤は
側面のルートをとる。20Mほどの登りだが,難なく稜線に出られる。ここで鈴木さん
を確認するが下にはいない。なんと我々がきたルートをみると,同じルートから登っ
てくるではないか。かぶっていて高度感もあったのであきらめたということである。
なかなかのやせた尾根を上り詰め,再び天空の歩行をつかの間満喫する。

 再び倒木・樹林に邪魔されながら下降した後,次の岩稜がそびえ立っている(ちっ
とオーバーな表現だが40Mほどはあり,一見直登は拒んでいる。その上先行する単独
行の中年がとてもルートとは思われない急壁を登り,心細くなってきているのか,大
森さんに会話を求めてきている−距離は100M弱あると思われるが,大森さんもしっか
りつき合っている)。岩場に着き大森さんが先導し,ルートファインデイングをする。
しかし,このメンバーある程度の魅力あるルートになると自分の判断をし始める。そ
れぞれが自分ながらのルートを模索する。先行する地下足袋姿のおじさんの後をいき
たくないので私もルートを検討する。最初は,リッジ横の小さなルンゼを詰めたかっ
たが,最初がしょっぱいような気がしたので,少し右へ出たところの岩場をトライす
ることにした。大森・鈴木さんはもう少し回り込み,ルートを探している。私の方が,
ホールドスタンスが明瞭だったため先行する。どうやら後ろからも楽そうに見えたの
だろう,両名とも追随してきた。ここで今回の岩場は,やや右寄りを直登することに
決定された。初めて先頭に立つ名誉を与えられる。大した岩場ではないが,落ちた場
合にはそれなりの事故になりそうなので緊張感は伴いながらノーザイルで登り詰める。

 どうにか3名が稜線に無事に合流する。このあたりが1580M峰なのであろう,なか
なかの展望が臨める。特に,眼下に見える鉱山及び鉱山住宅は吸い込まれるように真
下に位置しており,高度感を与えてくれている。たぶん先ほど見上げていた岩稜の上
にいるものだろうと,下から見える自分の姿を想像する。5枚の葉がついているツツ
ジが見事に色づいているが正確な名称は確認できない(やはり橋元氏がいないと不便
なことが多い)。しばらくやせた岩稜を登り詰めるが,すぐに樹木に邪魔され開放感
には欠けるところでもある。ここから一気に下降をさせられる。ルートを間違えない
よう慎重に行動する。樹木に頼りながらだいぶ高度を下げさせられる。せっかく登っ
たのに,降ろされることにはいつもながら憤りを感じるがしょうがない。

 降り着くと,ここが最低鞍部らしい。私は,赤岩尾根を最初からだいぶなめてかか
っておりすぐ(午前中)に終えるものと考えていた。従ってすでにこの時点でP2とい
われるピークは越えているものと思っていた。休憩をとるが最低鞍部だとすれば,ま
だ半分しか来ていない。お昼には八丁峠で祝杯という目論見が薄れていく。その上再
びご夫婦に抜かれる。休憩後位置を確認しながら岩稜を登る。ピークに立つが,前方
には再び独立峰が数峰確認できる。やはり先ほどの鞍部は,ルート図でいう最低鞍部
であった。気を取り直し先を急ぐが,気落ちは大きい。私の最初の鑑定では、このピ
ークの下を八丁トンネルが通っていたのだが,眼下には林道が確認できない。完敗の
ようである。ガイドブックにもここからは,ピークが連続し確認しながら進めるとな
っていたので,頑張ることとする。

 その通り,心配することなくP4・P3・P2はどれがどれだかわからぬまま通過
してしまった。またPという命名からそれぞれ展望のある,頂を考えていた私の願望
を覆し,岩峰をの越えるルートにすぎなかったのかもしれない。以外と距離を稼ぎ,
途中何度かルートファインデングに頭を悩ませながら,P1手前まで来る。魅力的な
岩稜が目前にあるが,赤テープは前方に導かれている。しかし,木の根につけられた
テープに「↑」がつけられ「ピーク上」の指示。最後の展望があるピーク見逃すわけには
いかない。ところが大森さんは下のルートを行くという。無理じりしてはいけないと
思い,鈴木さんと快適な岩稜を楽しむ(安心して高度感も感じながら展望の恩恵を受
けつつ登れた)。

 リッジどうしに登り詰めると,このルートで最高の眺望が待っていた。天候・視界
とも完璧である。八丁峠から来たという饒舌な単独行の中年男性と話していると,脇
を鈴木さんがあっという間に通過していった。あまり無碍にしてはいけまい(山を愛
する者の流儀)と会話をするが、どうやら「八丁トンネル」が歩行者以外通行止めだと
いうことがわかる。そういえば,深夜とはいえ群馬側からの入山者がいなかったよう
な気がする。その上紅葉の絶好のシーズンにもかかわらず落合橋にはあまり人気がな
かったことに気がつく。この件を皆に伝えるべく鈴木さんを追いかけるが,例によっ
て素早い。姿が確認できない。意地になり,急斜面を滑り落ちる。

 分岐点で大森・鈴木さんと合流し,先ほどの件を伝えるが,昨日中津川の林道を快
く思っていない大森さんはいまいち納得していない(あくまで群馬側から国道299号を
戻りたいようである)。そうこうしているうちに岩稜帯が終了し,一般道の様相を呈
してきた。こうなると歩きやすい。距離があるように見えたピークも巻き道がつけら
れており,程なく八丁峠に着くことができた。

 鈴木さんの説によると、八丁峠にはベンチがあり広いところだという。しかし,到
着してもその雰囲気は感じない。また薄れ交錯した記憶かと軽んじていると,展望台
と命名された場所に無事にベンチがあった。ベンチには単独行の青年がおり次の行程
に関して検討しているようであったが,余席があるので座らせていただく。冷やして
きたビールがすぐ出され,ここまでの無事を祝うことになる。すぐに煮豚のつまみも
用意され,宴席が盛り上がる。この雰囲気を察知した単独行の青年は,早々に荷物を
移動し岩のある広場に移っていった。展望台といっても樹木が生い茂り展望が少な
い。もっと伐採すべきだという大森さんの主張もわかるが,この静寂なベンチが確保
できているのだから了解する。ビールをもっと飲もうかと思うと大森さんよりまての
声,この後1時間後に自分は運転するからおまえらはワインを飲めという。もう少し
冷えたビールで喉を潤したかったが,そういった理由では譲らざる得ない。赤ワイン
を所望する。結構淡泊なものだったので,進む。あっという間に空になりこれ以上の
長居は無用となる。しかし,大森さんもワインに手が伸び楽しんでいたような気がす
る。

 ここからは一般道,まして私以外は何度か歩いているようだ。樹林帯の中をなだら
かにつけられた登山道を快適に下る。途中に最近倒れたと思われる大木が横たわって
いることを除けばほかに何も問題はない。途中から小沢の水量が増し,支流とも合流
し沢沿いの湿った道となる。時折,伏流から清水がわきででおり,水の補給には絶好
である(大森・鈴木さんはウィスキーの水割り用に水筒に十分補給していたー酒飲み
の執念はみあげたものがある)。

 峠より30分程度で,本日の出発地「上落合橋」につく。我々が先頭のようである。朝
止められていた自動車はまだ止まっている。下山を祝い荷をまとめ乗車する。ここか
らは,運転手大森さんの専用車。ナミゲーターとして助手席を専用するが,実に快適。
秩父市内は混雑する可能性が高いので,小鹿野経由で帰路に就く。途中「薬師の湯」の
農産物売場で土産を物色する。鈴木さんが自然薯を購入しようと価格をみると,天然
物が6千円の値札。地元のおばさんも驚く値段,畑作物にきり換え購入していた。当
然入浴タイムという意見もあったが,長瀞での渋滞を考え次回に譲ることとした。案
の定,長瀞駅を過ぎたあたりから車の流れが遅くなる。抜け道を行くがここでは,停
滞。仕方なく国道に戻り渋滞の中に合流する。もっと別なルートの開発が必要である
(以前まではこの抜け道でだいたい大丈夫だったのだが,最近は情報が流れるのが早
いらしい)。

 多少のアルバイトはしたが,大森さんが奮起し途中休憩もとらず,我が家幸手に着
いたのは,18時を少し回ったところであった。礼を述べ別れた。その後特に連絡がな
いので、両名とも無事にご帰宅したことと思う。


参加者 リーダー:大森武志
        鈴木善三,齋藤修

平成10年10月24日(土)〜25日(日)
24日(土)
柏17:30−我孫子18:20−幸手19:20−加須−熊谷−長瀞−大滝村−中津川−小倉沢「落
合橋」22:10,幕営・小宴会
25日(日)
落合橋7:33−赤岩橋8:00−登山口8:05−稜線8:35−9:20赤岩峠9:30−独立峰9:50−赤
岩岳10:10−1580M峰10:50−11:10最低鞍部11:20−P4−P3−P2−P112:15−
12:40八丁峠13:25−14:10落合橋14:30−中津川−大滝−小鹿野「薬師の湯」−吉田−皆
野−長瀞−熊谷−幸手18:10−柏

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