-------------------------------あとがき---------------------------
▲たいへん遅くなりました。ようやく「梓」会報第1号をお送りいたします。
▲ここに寄せられた多くの報告、随想などを一読してみますと、筆者それぞれの
個性がにじみでていて、とても興味深いのですが、そこに我が会の共通点とも
いうべき3つの特徴が浮かびあがっているような気がします。
3つの特徴とは、まず「アルコール」。それに「食料」と「エピソード」で
す。寄せられた山行報告のほとんどが、持参しだ酒の種類や量を克明に記し、
食料についても、材料、メニュー、味の良し悪しまで紙面をさいて触れていま
す。そして「エピソード」。どういうわけか、各山行のそれぞれに必ず印象深
いエピソードを生む人物が登場しています。(かくいう編集子も豊富なエピソ
ードを提供したひとりですが)。
▲これらの特徴をひとまとめにすると、「梓」会員の求めているものが見えてく
るようです。それは山を通しての個々の人間の「ふれあい」である、と言った
ら編集子の考え過ぎでしょうか。
▲なにはともあれ、第1号を出したからには、2号、3号、と続けていきたいも
のです。そして、その時に応じた会員ひとりひとりの個性豊かな記録として残
しておきたいと思います。
▲最後になりましたが、この会報出版の強力なけん引車となった橋元氏、多忙な
業務のなかでワープロと取り組んでくれた後藤氏、すばらしい表紙を書いてく
れた高橋氏、印刷の面で御苦労願った冨山氏に紙面をかりて御礼申しあげます。
(田中)
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山岳会「梓」会報Vo1.1
昭和59年1月10日発行
編集・発行 山岳会「梓」
住所藤沢市大庭4608コーポ城山309 冨山八十八 方
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