2008年10月4〜5日
高校の後輩たちの会に誘われて尾瀬に行き、燧岳と至仏山に登ってきた。以下は、その概要。
10月4日(土)
0:08北千住で東武の「尾瀬夜行」に乗り、他のメンバー5人と合流。この列車は初めて
だが、シートがリクライニングでないため、睡眠には適さない。それでも、最終停車駅の
春日部でいくつか空席があることが分かり、かろうじて横になれた。
4:10会津高原駅のアナウンスで目が覚める。バスの出発時間まで、ここで停車していたよ
うだ。6:10御池。朝食後、6:40出発→約1時間で広沢田代→熊沢田代を経て、10:30俎
嵩到着。ところが山頂は2つのツアーが鉢合わせし、座る場所もないほど。その1つ、福
井から貸し切りバスで来た中高年の団体(約40人、御池到着が同時刻だった)は、やがて
また御池に下山していった。これからいったい、どこに行くのだろう。
混雑を避け、柴安嵩に移動して昼食にする。天気はいいし、昨夜の寝不足も手伝って、つ
いウツラウツラ。昼過ぎ、見晴新道をゆっくり下山にかかる。このあたりの紅葉は、始ま
ってはいるが、まだ葉が青いままのブナやダケカンバも多い。15:10田代十字路の尾瀬小
屋に到着。
早速、風呂に入り(といっても実情は集団行水)、いずこも同じの宴会に突入。ただし中
身は、梓に比べればずいぶん見劣りがする。キャリアの差か、それとも執着心の差?
夕刻、水割りのコップを片手に野営場方面を散策。泊り客150人とかでごった返している尾
瀬小屋に比べると、燧小屋はひっそりした感じだった。夕食後は、バタンキュー。
熊沢田代遠望
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見晴付近の紅葉
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10月5日(日)
きょうはグループと別行動で、6:00に小屋を出る。霧の尾瀬ヶ原(ところどころ木道の架
け替え中)を縦断し、7:30山ノ鼻で朝食。小屋の弁当は大きなおにぎり2個で、1個は昼
食に回す。およそ1時間ほど樹林帯を登ると、あたりは一面、紅葉の錦。ナナカマドの赤が、
ひときわ鮮やかだ。「尾瀬の草紅葉」というけれど、言ってみればあれは単なる「枯れ草」。
本命はこっちだろう。
登山道にはあらかた木道(階段状)が敷設されていて、きわめて歩きやすい(歩きやすさ
と疲労度は別物だが)。手持ちの登山地図(1994年作成)には山ノ鼻からのコースは載って
いないので、木道ができて入山禁止が解けてから、それほどたっていないらしい。ちなみに、
今もこのコースの上半分は、なぜか登り専用となっている。
50分ごとに1本入れ、10:30予定どおり至仏山頂。しかし風が強く、日差しもないため、少
し下ってみることにする。小至仏を越え池塘のあるあたりまでくると、風は収まり、暖かく
なってきた。ここで大休止。
至仏山頂直下の登山道
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燧岳から尾瀬ヶ原を望む
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あとはタラタラと尾根を下り、13:10鳩待峠で他のメンバーと合流。入浴後、岩魚の塩
焼きで乾杯し、シャトルバスで戸倉へ。15:15ここで高速バス尾瀬号に乗り換え、19:45
新宿南口バスターミナルに到着。高崎あたりから降り出した雨は本降りになっていた。
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