亀村 通 '08/09/24

                                         Photo by Toru Kamemura



 途中の林道から由比の町が見えた

2008年9月23日(火)

ここのところ台風が来たりして天気がぐずついていたが今日は晴天という予報だったので、展 望が良いという由比の浜石岳に、来静中の家内と登ることにした。 7時37分妙見下バス停から、しずてつジャストラインバスで静岡駅へ、JR東海道線で由比駅 には1時間後に到着した。早速歩き始める。天気は良いが雲が多いのが気にかかる。街中を抜け 浜石岳への林道を登る。標識があちこちにあるので迷うことはない。 道端のおばちゃんが話しかけてくる。今日は登るにはいい天気だ、4月29日は山開きがあり、 頂上でサクラエビの汁物など振舞うから今度は是非その機会に来るといい、2年前は曇っていた けど昨年はいい天気だったなど、聞きもしないのにおせっかいを焼くのが静岡人らしくて嬉しく なる。 人家を過ぎるとみかんやキウィの畑となる。みかんは鈴なりだけどまだ熟していない。キウィは 見た目には食べごろかどうか分からないが、こちらも鈴なりだ。


  朝の由比駅前

 新幹線を跨ぐ橋から浜石岳を望む

  こんな林道が続く

 青少年野外センター・ここから頂上まで約1時間

急な坂道が続いて、小1時間も登れば由比の町が眼下に見下ろせるようになる。JAが経営す る蕎麦工房併設のバーベキューハウスを過ぎ、舗装はされているが傾斜の急な林道をひたすら登 る。気温も高く汗びっしょりになる。飛び交うクロアゲハやナガサキアゲハ、ジャノメチョウ、 ウラギンシジミなど目で追ったり、路傍の秋の花を眺めて気を紛らわす。 いい加減林道に飽きたころ、青少年野外センター経由頂上という山道への看板があったので迷わ ず林道をそれた。しかし、山道はうっそうとした杉林の尾根道であまり快適ではないし傾斜もき つい。30分も登るとやっと杉林を抜けて開けた平地に出た。ここが野外センターだ。盆地のよう な広場にキャンプ用の炊事設備とトイレ、木でこしらえた遊具などがある。山頂と思われるふく らみが眺望できる。ここでしばらく休憩してから再度歩き始める。又湿った杉林となるがここか らは傾斜はそうきつくない。頂上の周りを巻くような道で本当にこの道でいいのかしらとちょっ と心配になった頃、薩埵峠への下山道と合流する。ここからは穏やかな登りで、樹林帯を抜けし ばらくすると草原のような山頂に到着した。11時16分、由比駅から2時間半の行程であった。


  頂上まであと1キロ`・薩埵峠への分岐

 もうすぐそこが頂上

 浜石岳頂上

  残念ながら富士も伊豆も展望できない

 記念写真

山頂には、数組の先客が弁当を食べたりしているが、実は頂上直下まで車が入れるので、皆が 歩いて登ってきたかは疑わしい。雨の心配はないが、雲の多い空模様で、残念ながら富士山も伊 豆半島も眺望できない。うたい文句が頂上に開ける360度の大パノラマということらしいがそ れは次回のお楽しみということにしよう。静岡駅で買ったおにぎりといつもどおり秘かに持参し た冷えたビールで昼食をとりゆっくりとする。 帰りは、家内が千葉へ帰る時間の関係で、遠回りになる薩埵峠への下りは選ばず、元来た林道を テクテクと下り、13時45分に由比駅に戻った。

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