2008年9月3日(水)
今回登る岩木山は、岩木山神社からの百沢コースを登って嶽温泉に下る嶽コースを、そしても
し時間があったら大石神社への赤倉口コースを下ろうかなと考えていた、が朝になって急遽赤倉
口コースを登ることに変えた。
大石神社の奥にある赤倉神社には手前に道が二つに分かれていて迷ったが、真っすぐ入って直ぐ
に着いた。赤倉神社の直ぐ先にまた二つに分かれているがここも真っすぐ進む。それにしても大
石神社を過ぎてからの建物は総て神社でそれもいっぱいある。右も左も神社神社。
少し進むと祠のような小さな神社がありその先で道が終っている。
左に微かに歩いたような跡があり少し行ってみるが、どうも道ではなさそうだ?少し右往左往し
たがあきらめて戻る。
300メートルも戻ったろうか?ある神社におばちゃんがいて、僕「これは登山道じゃあないん
ですか?」と尋ねると、おばちゃん「そうですよ」、僕「道が消えてしまっているんですが」、
おばちゃん「ア、彼処はね、左に行って橋はないけど川を渡ると道に出るから」との話。
で、また戻って川(堀)を渡って少し行くと登山道らしき道に出た。
どうももっと下からの登山道があるようだ?
赤倉口コース入口 |
それほどしっかりした登山道でもない所をしばらく進むとまた神社がある。その脇に登山道
と書いた小さな板切れがあり、これで一応は安心する。此所を過ぎると道は急登になり喘ぎな
がらしばらく登ると伯母石の小さな板切れの標識。
それにしてもこの登山道は案内板というか標識というものがほとんど無い、頂上まで着くのに
小さな板切れの標識が4枚有っただけかな?後になってみると嶽コースには立派な標識が所々
に有るのに何故だろう?このコースは歩く人がいないのだろうか?
伯母石
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登山道からの五所川原方面
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登山道のナナカマドの実
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聖観音
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此所伯母石からはまた急登で、岩場というか大きな石の間を登るような所がしばらく続く。
周りの木も低くなり展望も開けてナダラかな所に出たので一休みする、鬼の土俵の手前だった。
鬼の土俵を過ぎガスの中に入って景色もなくなり黙々と登る、大開の板切れを見て通り過ぎしば
らく行くと大きな観音様の像のある所に出た、聖観音前だ。鬼の土俵を過ぎてから暫くしてガス
に入ってからはずっと展望はなく、此所も過ぎて少し行くと不思議な光景の場所に出た。
ガレ場とは違いもっと大きな石を敷き詰めたあまり見かけない景色の場所だ、此所にも板切れに
頂上右の板切れ、これには判断に迷った、道は真っすぐのようだが(このピークの頂上ではない
のかと)大したピークでもないので右に行ってみると途中から登山道もはっきりしてきて上に続
いていた。
この先がまた急登になっていてそこを登ったところ立派な案内があり頂上かなと思ったら「大石
赤倉登山道」何の事はない登山道の案内だ、そのすぐ先に同じ標識で「弥生登山道」広い岩場で
少し離れたところに「岩木山神社奥宮」そして祠もありどうもよくわからない、さて自分はどっ
ちに進むのだろうとウロチョロしていると、あった!「岩木山山頂1625b」中に鐘の収まった立
派なものが・・・
登山道のベニバナイチゴ
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ノリウツギ
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一瞬頂上と思った
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岩木山頂上
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これでやっと自分も岩木山に登ったのだと確認できた。さてと下りはどう行くのかと迷う、ロ
ープが張ってあり「下りは右」の標識。この意味するところが読めなかったが、これは多分登山
者が多くて整理するための標識と、後では読めた違うかな?。この岩木山の下りは急斜面で登り
も下りも大変だ、自分はこんなに登ったのかなあ、相当下ったところで道も平坦になる。
今日はただの一人とも会っていない。今までどんな山に行っても人と全然会わなかったなんてい
うことはなかった、これは記録だなと思ったそのすぐ後に登ってくる一人とあった。
少し進むと「百沢登山道」の標識その先に「駐車場→」「リフト乗り場5分」の標識があり駐車
場に向かって歩く。駐車場は八合目にありリフトはその駐車場から運行しているようだ。
駐車場に着き下山道はどっちかなと思っているところに突然スコールような雨、しかしもうズ
ボンはほぼびしょびしょ、慌てて上だけ雨具を着て下りに入る。この下りはほとんど笹に覆われ
ていて半分薮こぎ状態、そんな中下から高校生がびしょ濡れで登って来た。脇に寄って高校生を
やり過ごすがきりがない、何人登って来るか聞くと200人だとのこと、これでは待ってはいら
れないので強引に下る。
横には立派な有料道路が走っていてこんな展望もなく背丈を超える薮の中を歩く人はいないのだ
ろう。
嶽コースの巨木の森
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ヤマウルシ
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嶽コース入口
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嶽温泉 |
薮こぎ状態も終り道もなだらかになり、しばらく進むと巨木の森というところに出た、これは
ブナノ木の森で見応えのあるところだった。此所を過ぎて暫くすると嶽温泉に着いた。この嶽温
泉は店が何軒もあり、想像を超えるにぎやかさでビックリした。登ってきた赤倉口は店もなく、
神社だけがひっそりしているだけで、この差は何なんだろう。
でも登山道としては赤倉口コースの方が変化にとんでいて絶対に面白い。
弘前城 |
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