間ノ岳から農鳥岳へ

                       鈴木 善三 '07/09/29

                                     Photo by Zenzo Suzuki



   農鳥岳眺望

■ 2007-09-22〜23

高尾駅22時26分の最終電車に乗る、甲府駅に23時58分到着。広河原行きバスは駅前を4時出発。 それまで酒を飲んで駅前のベンチで時間待ちだが何処から来るのか続々と人が集まっている。 4時のバスは乗切れないようで配車手配の連絡で大声が聞こえる。後から山小屋で聞いた話に よると芦安から広河原にバスは12台も入ったそうだ。


 八本歯ノコルから鳳凰三山

   北岳山荘から北岳

バスは6時に広河原に着いた、直ぐに歩き出して途中水を補給して二俣を過ぎた所でスタミナ 切れを起こしてしまった、失敗失敗。後は喘ぎ喘ぎ八本歯ノコルへコルから北岳山荘へ、北 岳山荘で大休止するもスタミナの回復はなしヨタヨタと間ノ岳に向かう、途中数人の人に追 越される。間ノ岳に到着して腰を下ろすと追越して行った60歳位の女性がみかんを呉れた、 いやーほんと旨かった。 この女性は百名山を意識したら間ノ岳と仙丈岳が残ってしまい明日は仙丈岳に登ると言って いた、もう完全に負けている。 間ノ岳から農鳥小屋は下りでスタミナ切れも心配なくのんびりと小屋に着いた。この季節の 山は花がほとんどなくこの前来た時とは様変わりしている、間ノ岳の下りでウラシマツツジ の紅葉がきれいだった。


   間ノ岳から

農鳥小屋はほぼ満員で小屋の親父も予想外だったようだ。しかしながらこの小屋の食事は知 っている限りにおいて一番簡素だ、生卵と海苔の朝食が豪華に感じた。もし今後泊まろうと 思う人は是非とも食事抜きをすすめる。おまけに缶ビールも600円、普通500円だよ、こんな に高いビールも初めてで1本で我慢する。


   西農鳥岳の夜明

朝は4時半に灯がつき少しすると食事が出て5時には出発できた。 西農鳥岳の登りは急斜面だが見た目程もなく30分ほどで終わってしまった。だがピークが三 つあってどれが西農鳥岳のピークなのかわからない。三つ目のピークの所で雲の上からやっ とご来光だ。農鳥岳も通過し大門沢への下降点6時30分。 ここから大門沢小屋迄3時間それから奈良田迄が3時間のコースだ。この下りは急斜面で登り は大変だろうなと思う。7時45分に大門沢小屋に着いてしまった、この時間設定はどうなっ ているんだろう拍子抜けした。

大門沢小屋を出て直ぐルートを間違いガレ場に入ってしまった。暫く彷徨したあと小屋の所 まで引返しやっとルートに戻る。 大門沢小屋からは急斜面はほとんどなく所々に快適な散歩道。吊橋が三つ続いて現れ取水口 がありダムの工事現場を過ぎると舗装道路になり山歩きは終わり。 取水口で時計は9時だった、此所から奈良田のバス停迄ぷらぷらしていてバス停に着いたのは 10時だった。お陰で9時40分のバスに乗り遅れて1時50分迄待たされることになってしまった。

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