秋田駒ケ岳

             亀村 通 '04/07/11

                             Photo by Toru Kamemura



  駒ケ岳山頂部

7月10日(土)

9日金曜、10日土曜と横手・大曲・角館に出張した。10日は仕事が早く終わるのがわかっ ていたので、山道具を車に積んであった。土曜日の朝、大曲は雨。これではしょうがな い。昼に角館で仕事が終わり、せめて辰子姫の像でも見ようと田沢湖に向かった。

湖畔の食堂でたつこラーメン(山菜入りの醤油ラーメン)を食べていると日がさしてき た。ちょっと期待してとりあえずはと、登山口まで車を走らせているうちに、どんどん 雲が上がり天気が回復してきた。しかし秋田駒の上部は厚い雲がかかっている。ふもと の田沢湖スキー場から八合目までの道は、7月から一般車規制をしている。ゲートの管 理人に上の様子を聞いたら、ガスっているが雨は降っていないという。行くべし。

スキー場駐車場からシャトルバスに乗り、終点の八合目まで行く。ここから上がガスっ ている。ちょうど午後2時。何人もの老いらく隊がにぎやかに降りてくる登山道を、逆 行して登り始める。はじめから低かん木帯。晴れていればさぞ見晴らしがいいのだろう。

ものの1時間もかからずに阿弥陀池に着く。木道の両わきはすばらしいお花畑だ。植物 の種類は300種もあるという。遠景は見えないが周囲の広大なお花畑を堪能する。男女 岳といわれる主峰に10分ほどで登る。ガスは速いスピードで流れ、時々ガスが流れて日 がさすが下界は見えそうで見えない。あきらめて降る。ここには晴れた日にもう一度来 る必要がある。

八合目に戻るとちょうど3時50分発のシャトルバスに間に合った。正味二時間足らずで 山頂往復ができた。この間BGMはウグイスやたくさんの鳥の鳴き声、花鳥風月ならぬ花 鳥風雲の山行だ。今度は乳頭温泉などに一泊してゆっくりと楽しみたい。

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