鈴木 善三 2010年6月29日

                              Photo by Z.Suzuki



 日本百名山の第一、利尻岳の勇姿

妻との二人旅、今回の全行程は
6/23
旭川空港からレンタカーで留萌に出て留萌から海岸沿いをオロロンラインそしてサロベツ原野
を抜け一路納沙布岬迄走り稚内に出てフェリーで利尻島へ
6/24
利尻山登山のあとフェリーで礼文島へ。礼文島では宿の周辺を散策
6/25
礼文島の桃岩コースを元地灯台迄往復して香深フェリーターミナル〜稚内、稚内では復港市場
〜宗谷岬〜稚内YH
6/26
稚内YH〜国道40号線をひたすら走って旭山動物園〜旭川空港


利尻山 2010年6月24日

 前日、宿の女将さんから「明日は登山者が多く2回に分けて送るから先発組にしてください」 と言われた。  朝3時40分に宿を出て50分頃登山口に着いた。ガスと霧雨でほとんど好天は望めそうもない。 一緒に乗ったパーティーは新潟から来た5人と案内人2人の7人。登山口で案内の人に集まって くださいと言われていた。自分は雨具をつけて歩き出す。甘露泉を過ぎ、四合目、五合目を過 ぎ六合目は高木帯も抜けて第一見晴台。といってもガスで廻りの視界は無し。腹が減って休憩 と食事とする、といっても宿で作ってくれたおむすび一個でおわり。


 チシマフウロ

 エゾヤマゼンコ

 六合目からはまた灌木帯に入りしばらく歩くと七合目七曲がりの標識、そこを抜けると傾斜 も緩くなって視界が開けたその先が八合目だったそこで目の前に利尻山の山頂がガスの切れ間 に姿を現した。カメラを出してシャッターを切ろうとした時には又ほぼガスに覆われてしまっ た。避難小屋迄15分と標識がある。平坦な道を歩き避難小屋を過ぎてしばらく登って行くと九 合目。標識には「此処からが正念場」とある。


 ウコンウツギ

 ミヤマアズマギク

 確かかに此処から急登が山頂迄一気に伸びている。九合目の少し先が沓形ルートの分岐点だ った。ちょっと判りにくい、えっと思うような所だ。自分の認識不足もある。沓形ルートは左 から来ているとばかり思っていたからだ。しかし歩いていて利尻山がそんなに近いはずがない と思い始める、長官山もあるしその先があるのではないかと思ったが長官山はずっと手前で通 り過ぎていた。ザレ場ガレ場を登って山頂に着いた。鴛泊、沓形、鬼脇の町が雲の切れ間から 見える。しかし見渡す限り人っ子一人いない。登山口で天気が悪く今日は登る人が誰もいない のかと思った。完全に僕ただ一人の利尻山だ、利尻山を独占した。


 北峰とローソク岩

 北峰(1719)

 北峰の大山神社

 山頂には10分くらいいて下り始める。下りはズッコケそうで登りより嫌らしい。登る時に撮 れなかった花などを撮りながら避難小屋の下迄降りて来た頃またポツリポツリ雨が降り出して きた。八合目の下の所に降りた所で若い女性2人のパーティに出会った、そのあと2人のパーテ ィに会ってその後に七曲がりを登りきった所で自分と一緒に送ってもらった新潟の7人のパー ティが来て「ハーイ雨具を上だけ着てくださーい」と言われていた。


 イワベンケイ(茶色も同じ)

 エゾエンゴサク

 此処からは登って来る人で大賑わい。それでも五合目を過ぎた辺りからは登って来る人はい なくなった。三合目の甘露泉で泥んこになったズボンと靴を洗って登山口迄降りて今回の山行 は終わった。時間的には登り3時間下り2時間というところかな。宿に迎えに来てくれるよう電 話した迎えに来た宿の人が早いと驚いていた。鴛泊港迄送ってもらう。

 登山口の利尻北麓野営場

 それにしても礼文島に行く船は13:10分、時間が余って港の横にあるペシ岬にも登った。港で 待合せた妻は観光バスで島を一周している戻って来るのは13:00頃だ。



礼文の花たち
 元地灯台あたりから桃岩方面を望む

 レブンキンバイ

 スズラン

  

  

 レブンコザクラ

 センダイハギ

 チシマフウロ

 エビネ(レブンにあるか?)

 ノビネチドリ

 クルマバソウ
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