亀村 通 2009年12月6日
Photo by Toru Kamemura |
第一真富士山から秀麗富士を望む
一人日だまり 真富士山(1343m)
12月5日(土)静岡は夜中まで雨だったが、天気予報によると翌6日の日曜日は快晴とのこと。
街中の浅間神社まで連なる賤機尾根の山々は、八紘嶺から大光山・竜爪山と登ったが、中間
にあってまだ制覇していない真富士山に登ることにした。今回はしずてつジャストラインの
バスではなく、我がマウンテンバイク(静風号)で行くことにした。僕だって自転車ではOJ
さんには負けませんよ。北は梅ヶ島温泉から西は御前崎、東は富士川河口まで守備範囲は広
いんです。
朝7時30分自宅を出発。安倍川を遡上して梅ヶ島街道をひた走る。2時間後平野集落を過ぎ
て林道に入り真富士山の第1登山口に到着(9:30)。ここに愛車をデポして登り始める。いきな
り道を間違えて10分ほどロス。元の道に戻り無事登山道を発見。40分ほどで林道に飛び出し
第2登山口に到着(10;10)。更に暗い山道を息を切らせて登る。小一時間で再び林道に出て第
3登山口着(11:00)。ガイドブックではここから頂上まで2時間とある。頂上着は13時か。日が
暮れるまでに帰れるか不安になる。
朝の安倍川河川敷
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冷たい空気が気持ちいい
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正面が目指す真富士山
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平の集落付近にたなびく朝雲
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第一登山口、静風をデポ
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桧の樹林帯 |
ところどころに鎮座する石仏を道標にしながら桧の急坂をあえぎながら登る。朝の2時間の
自転車こぎのせいもありすっかりバテてしまう。やっとのことで暗い桧林を抜けてヲイ平着
(12:05)。ここから分岐した道を右にとり第一真富士山を目指す。尾根道に出て13;00第一真
富士山頂上到着。頂上で初めて富士山が見えた。さすが真富士山と言うだけあって、立派な
富士が望見できる。今日は快晴で富士には雲ひとつかかっていない。絶景を独り占めする。
さあ遅い昼食だ。途中のコンビニでひそかに仕入れた(別に堂々と買ったのだがこう書きた
くなる)復刻版サッポロロングで乾杯。今日は朝自宅でこさえた、ほうれん草とトマトとハ
ムチーズのオムレツも持参した。見栄えは悪いがうまい。30分頂上を堪能して真富士峠へと
下る(13:30)。
暗い樹林帯の向こうに紅葉したカエデ
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ヲイ平
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尾根手前の苔むした山道
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頂上直下、もうすぐだ
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遮るものの無い展望
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第一真富士山山頂
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西に目を転ずれば南アルプス
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本日のディナー |
帰りの時間を考えて第二真富士山はパスすることにした。その第二真富士から降りてきた
中年の夫婦が熊よけ鈴を鳴らしながら数十メートル先を降りている。ところが小さな沢を横
切ったところからなぜか僕のほうが先になる。彼らは道を間違えたようだ。登山道はこっち
だよと声をかける。第3登山口に到着して水を飲んでいるとほどなく先ほどの夫婦が降りてき
た。ここから車で帰るようだ。で、愛車をデポした第1登山口までの便乗を頼むと快諾してく
れた。ラッキー。これで長い下りをパスすることが出来た。後部座席に乗り込んだ。夫婦は
磐田から来たという。僕とほぼ同年代と思われて、旦那は仙台の出身だそうだ。
安倍川河川敷の夕日
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第2東名の彼方竜爪山のシルエット |
第1登山口まで乗せてもらい夫婦にお礼を言って車を降り、愛車静風号に乗り換えて帰途に
つく(14:50)。行きと同じ安倍川沿いの道をくたくたになりながらこぎ続け、16;30夕暮れ直
前に家にたどり着いた。夫婦の車に便乗していなかったら日が沈んでしまうところであった。
相当に疲れたが充実した一日であった。
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